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日本辺境論

2010年の新書大賞受賞作。Amazonの書評を見ても、賛否両論のオンパレード。ある意味著者の狙いは当たっていて、議論が生まれている感があります。

本書は、著者が考える「日本辺境論」の解説なわけですが、それが正しいというよりも、考え続けていたらそうなった、という感じなのかもしれません。

「日本人とは辺境人である」というテーマですが、読んでいて納得。そして今まで持っていなかった視点が手に入り納得。論点を作って、議論を展開する様も面白いですし、語彙力の豊富さも参考になります。本書には明確な答えはありません。書き物としても非常に参考になります。

外部のどこかに「絶対的価値」を持つものがあり、そこに近づくために活動している。辺境にいるから、自分たちがメインだとは考えず何かを追随する存在なのですね。

アメリカと日本はなぜこんなにも意識が違うのだろう。その答えが見えたような気もします。先に進んでいる人たちを追うのではなく、今の自分たちを認めてあげてもいいのかもしれません。色々と考えさせられる一冊です。


著者名:内田樹
ページ数:255ページ
出版社:新潮社
発行日:2009/11/1
定価:740円+税

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