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注文をまちがえる料理店

このコンセプトは面白いですね。なかには「不謹慎だ」という人もいるようですが、私は大賛成です。本書でも述べられていますが、認知症の患者である以前に一人の人です。だからこそ、幸せになる権利はあると感じています。

タイトルからも推測できるように、認知症の患者さんが接客をしています。そのため、注文を間違えることがあります。お水を2つ持っていくのは当たり前。注文を隣に持って行くのも当たり前。でも、お客さんは誰もイライラしないし怒り出しません。すべてを受け入れたくなりますし、寛容な気持ちでいるのです。

認知症の患者さんも、社会の役に立てているという気持ちからか、終始笑顔だそうです。施設の職員の方もはじめて見るような笑顔。こうして社会参加できるのは、本当に大切。

ただその一方で、普段の接客でオーダーミスがあればイライラするし、怒り出す人もいます。相手が誰であれ、もっと寛容になるべきでは。そう思わせてくれる一冊です。認知症の患者さんは、全国に462万人と推計されています。自分事としても知っておきたいですね。

著者名:小国士朗
ページ数:239ページ
出版社:あさ出版
発行日:2017/11/10
定価:1,400円+税

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