Recommended Book

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」

美術史を知らないとセンスが磨けない。もっと美術館を見て回りたい。そう思っていたときに本書と出会いました。中身も見ずに、芸術を学ぶ本だと勘違い。しかし、中身はまったく別のものでした。
「美意識」をもつことで経営のセンスが磨かれます。今までは、サイエンスとしての経営が中心でした。すべてが理屈で説明できる。調査をする。KPIを見つける。ボトルネックを見つける。数値で測定して改善をする。しかし、サイエンスを続けるとイカサマが増えるのです。この話に衝撃を受けつつも納得。数字で管理しようとすると、数字を合わせるようになります。燃費の改ざん問題もその一例でしょう。また、企業が倫理ではなく売上をベースに考えて行くと、コンプガチャ問題、DeNAのWELQ問題のようなものを引き起こします。グレーゾーンをギリギリ攻め、完全にアウトだという風潮になったら身を引く。その繰り返しで事業を成長させようとなるかも知れません。今は、不確実な要素も多く、未来が読めません。だからこそ、数字だけでなく直感での判断も必要。それを「美意識」だと著者はいいます。会社を自分の作品だと考えたときに、それが美しいと感じるかどうか。自分のビジネスを考えるきっかけになる一冊です。


著者名:山口周
ページ数:257ページ
出版社:光文社
発行日:2017/7/19
定価:760円+税

関連記事

ページ上部へ戻る