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父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

今年のイチオシの本です。
ギリシャの元財務大臣の父が、十代の娘に向けて、経済について解説しています。本当に読みやすくて、面白くて、勉強になる一冊。難しい経済の話を専門用語もでてきません。たとえ話や映画『マトリックス』『ブレード・ランナー』の話が出てくるのも面白いですね。

そもそも、貯蓄するという考えが無ければ、ここまで経済が発達しなかったんですね。食べ物に困るから貯めようとする。貯めたものを流通させるために、貨幣が生まれる。貨幣が生まれると、それを貯めることを目的化する人がいる。そのために、人を働かせる仕組みを作る人が出てくる。最後には、経済格差が生まれる。この全体の流れがよく分かります。

お金をため込むことは、病気のようなもの。この共通認識が持てると、もっと世の中はよくなるのになぁ……。
今の経済がどんな仕組みで動いているのか。銀行の存在理由や、なぜ国家があるのか。さらには、世界恐慌、バブル崩壊、リーマンショック……いろんな経済危機の裏側も理解出来ます。起こって当然なのですね。

読後感もスッキリ!新しいアイデアも生まれてくる、本当に良書です。


著者名:ヤニス・バルファキス (著), 関 美和 (翻訳)
ページ数:248ページ
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2019/3/7
定価:1500円+税

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