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こうして店は潰れた: 地域土着スーパーやまとの教訓

『スーパーやまと』って聞いたことがありますか?
山梨に住んでいる(いた)人は、全員が知っているのではないか……というくらい有名な地域密着型のスーパー。東京に住んでいる私も、その存在は知っていました。リサイクルがうまく行っている、ゴミ袋を有料にした、など業界でも先端の取り組みをして、何度となくメディアに取り上げられています。これだけブランディングも出来ていて、地域一番店の『やまと』。その『やまと』が倒産していたのです。本書は、その経緯を赤裸々に書いたものです。

献本していただいたときには、「え!? 倒産したの……」。正直、絶句でした。
倒産してからまだ9カ月。本当に、生々しい話ばかり。地域貢献のために、採算度外視で、移動販売をしていたのに、ゴミ処理機を導入し肥料を作る取り組みをしていたのに。それでも、最後に倒産してしまう。規模はまったく違いますが、同じ経営者として身につまされました。
ここまでのことをしても、事業が継続できない。助けてくれる人もいるけど、完全に手のひら返しの人もいる。銀行との交渉も本当にリアルです。助成金を断った話も、驚きました。すべてが生々しい。そんな衝撃の一冊でした。
地域密着企業や他店舗展開している方は、ぜひ読んで欲しいです。私も本当に衝撃を受けた一冊です。


著者名:小林久
ページ数:239ページ
出版社: 商業界
発行日:2018/8/25
定価:1,500円+税

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