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「女性活躍」に翻弄される人びと

女性活躍推進は、一見正しい言葉にも聞こえます。男女が平等で、みんなに同じ機会が与えられている。でも、その一方で、平等が生むストレスがあるのも事実。本書は、「女性活躍推進」でどんな問題が生まれているのかに焦点を当て、長期にわたって複数の女性のキャリアを追っています。

「産め、働け、管理職について活躍しろ」。女性活躍をわかりやすい言葉に言い換えると、このようなメッセージとして捉えられます。女性活躍推進を旗印に、この働き方を強いているところもあります。管理職の女性の割合は、12.9%。これを2020年までに30%に増やすという目標を政府は掲げています。でも、本当にみんなが求めているのでしょうか。インタビューを通して、管理職に就くことが目的にしていない。ロールモデルがいないなら、なれない。ただの数字合わせで管理職になったから、やりにくい。いろんな話が見えてきます。

女性の働き方はトレンドに左右されます。20代で結婚して家庭を守る、負け犬、結婚しても活躍する……。いろんなトレンドがありその都度違う生き方を求められている。正直、大変だなぁ~と。女性活躍推進について、考えさせられる一冊です。


著者名:奥田祥子
ページ数:280ページ
出版社: 光文社
発行日:2018/3/15
定価:820円+税

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